仙台市から車で30分。多くの仙台サーファーが通う七ヶ浜・菖蒲田浜の目の前に店舗を構えています。

原材料高騰の闇に響く、1,760円の謎ビーサン入荷

いつも当店をご利用いただき、ありがとうございます。

本日、一見どこにでもある「ビーチサンダル」が入荷したのですが、よくよくスペックを確認したところ、現代の国際経済のセオリーを根底から覆す、きな臭い事件が起きていました。

ちょっと、皆さんの知性を貸してください。

謎その①:原油高への「完全なる宣戦布告」

今、世界は空前の「ナフサ危機」です。プラスチックや石油化学製品の原材料は高騰の一途をたどり、世の中のあらゆるゴム製品が悲鳴を上げて値上げしているのはご存知の通り。

それなのに、このサンダル。 「お前は本当にナフサから生まれたのか?」と問い詰めたくなるほどフカフカで最高の履き心地。なのに、お値段まさかの

1,760円(税込)。

おかしい。計算が合いません。この価格、メーカーがどこかの国際シンジケートと裏取引でもしていない限り不可能です。あるいは、社長がナフサの代わりに「夢」でも練り込んで作ったんでしょうか。

謎その②:狂気の「2サイズ」限定ドミナンス

そんな怪しいロープライスを実現するために、メーカーが取った血も涙もない合理化作戦。それがこれです。

「サイズ展開は、26.5cm と 27.5cm のみ」

人類の足の多様性を真っ向から否定する、圧倒的なストロングスタイル。 25cmの人も、28cmの人も、このサンダルの前では無力です。メーカーの「この2サイズだけ作ってりゃ文句ないだろ」という、どこか冷徹なディストピア感すら漂う仕様。

もしあなたの足が26.5か27.5なら、それは神に選ばれた特権階級です。堂々と履いてください。27.0cmの人は……爪先を丸めて挑んでみてください。

謎その③:サイズを絞ったくせに、色へのこだわりが異常

サイズを2つに削ぎ落とすという冷酷な割り切りを見せた割に、なぜかカラーバリエーションのネーミングには、担当者のポエティックな執念がこれでもかと注ぎ込まれています。

  • 漆黒(ただの黒とは言わせない。夜の静寂、魂の深淵を写す黒)
  • ミッドナイトアーバンブルー(深夜の六本木、あるいは波打ち際の都会的な闇を纏う青)
  • 夏のスカイブルー(あの日見上げた、雲ひとつないあの空の青)

……情緒の情緒が不安定すぎます。コストカットしたいのか、こだわりたいのか、どっちなんだ。

結論:考えても無駄なので、一足どうぞ。

  • 国際情勢に逆行する 1,760円
  • ターゲットを絞りすぎた 2サイズ
  • 謎にロマンチックな 3カラー

色々とツッコミどころは満載ですが、「履き心地は本当に最高」という事実だけが、このカオスなプロダクトの正当性を証明しています。

ナフサ危機の歪み(ひずみ)から生まれたかもしれない、この奇跡のコスパ・ビーサン。 サイズが合ってしまったラッキーな方は、ぜひこの謎を解き明かしに店頭へお越しください。

お待ちしております。