少し前に友達が、この輪(6人)の中で一番真面目なのは僕であると言い、それに皆が賛同した。
いい加減とか、遊び人とか、そういうことを演じていると言う。
人は演じることができるが、本質的なものはにじみ出てしまうとも言った。
僕はいつも未来を見ていて、目標とのギャップに苦しむタイプである。真面目と言われればその通り。
みんなは目標とするサーフィンスタイルを目指してそれらしくサーフィンしているのだろうか。それが普通だろうと思っていたが、違う人が多くいた。
1日中、64名のサーフィンを見ていると、一人ひとりのライディングは完全に「らしさ」がにじみ出ていた。世間でいうイケてる連中が目指すイケてるサーファー像を追うものとは違う。「らしさ」の方が何倍もかっこよかった。
ハンナファームカップのテーマが決定してから、みんなのサーフィンを見ることが楽しくなった。にじみ出てしまうあなたを。
目標や憧れを演じることはいつも未来を見ることになり、そしてときにネガティブになってしまうかもしれない。
「らしさ」を受け入れることができれば、今を生きることができる。笑顔でいられるものだ。
今を生きることが一番豊かである。みんなそれぞれかっこいいサーフィンスタイルを持っている。
それを抱きしめて、ただ目の前の波に乗るのが正解なのかもしれない。
明日サーフィンしてみようと思った。本当の自分のサーフィンを。
各クラスファイナリスト
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