宮城・七ヶ浜 — 「月に一度は施設を改善しなければ、死んだも同然だ」。そんなストイックすぎる信念を持つHANNAH FIRM代表・HIRO氏が、3月のミッションとして選んだのは、意外にもアナログで、かつ圧倒的にエモーショナルな代物でした。
■ 「スマホを見に行く面倒くささ」からの解放
海から上がり、潮風を感じながら歩くサーファーたちの脳内は、常に一つの疑問に支配されています。「……今、何時だ?」
10時の開店に間に合わせるべくダッシュすべきか、それとも優雅にシャワーを浴びる余裕があるのか。ウェットスーツを脱ぎ、着替えを済ませるまでスマホに辿り着けない現代の「情報の空白地帯」に、HIRO氏はついにメスを入れました。
■ 導入されたのは、あの「学校の時計」
今回設置されたのは、誰もが一度は仰ぎ見たことがあるであろう、あの視認性抜群の「学校の時計」。 設置場所は、まさに絶妙。
- 店舗の駐車場はもちろん
- 公園に車を停めて歩くサーファー
- さらには公園で遊ぶファミリー層
これら全方位からの視線を一身に集めるその姿は、もはや七ヶ浜のビッグベン。公園の子供たちも、この時計を見て「あ、そろそろ帰らなきゃ」と悟るレベルの公共性を獲得しています。
■ 「なぜ、今なのか?」HIRO氏が語る衝撃の真実
今回の導入について、HIRO氏にインタビューを試みたところ、非常に人間味あふれる回答が返ってきました。
「なぜ今まで付けなかったのかって? それは単純にお金が無かったからです(笑)。でも、それ以上に『これ、めちゃくちゃ便利じゃない?』という有用性が、ついに予算の壁を越えました」
「便利さ」という名の正義が、「予算」という名の現実を打ち破った瞬間でした。

■ 編集後記
サーフィン前の「目安」として、そして海上がりの「審判」として。 HANNAH FIRMの入り口に鎮座するその時計は、今日も七ヶ浜の時間を刻み続けています。
次なる4月の「命を燃やす改善」は何になるのか。現場からは以上です。
