波が押してくれない日がありますよね。 海全体が脱力してしまい、うねりに覇気がない。そんな時、サーファーは二つの選択を迫られることになります。 海に入らないか、それとも「自らエネルギーを生み出す」か。
もし後者を選ぶのであれば、選ぶ道具にはそれ相応の理由が必要になります。
ACSODから、CARBONテクノロジーの案内が届きました。 これは単なる新素材の入荷ではありません。「弱い波に対する回答」なのです。
物質の変換効率(カーボンという選択)
なぜ今、カーボンなのでしょうか。 Web上のスペック表をなぞるだけなら誰にでもできますが、本質はそこではありません。これは「エネルギー変換効率」のお話です。
一般的なボードが、踏み込んだ力を一度「吸収」してからゆっくり吐き出すのに対し、カーボンはその高剛性ゆえに、入力されたエネルギーを瞬時に「反発(リフレックス)」として水面に叩きつけるのです。
- 軽量性(Lightweight): 物理的に軽いということ。それは単に持ち運びが楽という意味ではありません。パワーのない波において、重さは抵抗そのものです。軽さは、初速という名の浮力を生み出します。
- 高反発と反応速度(High Reflex & Response): カーボンの真骨頂はここにあります。ターンやパンピングでボードをたわませた瞬間、バネのように元の形状に戻ろうとする力が働きます。この「戻り」の速さが、死んだようなセクションでも爆発的な加速を生むのです。
- 強度(Durability): 結果として、長く使える頑丈さも付随します。ですがそれは、機能美の副産物に過ぎないのかもしれません。
つまり、押しの弱い波において、カーボンボードは「波がくれないパワー」を、サーファー自身の入力で補完するための増幅装置となってくれるのです。
「在庫なし」です
今回のアナウンスにおいて、在庫(ストック)は一本もございません。 全てカスタムオーダーとなります。
ご自身の体格、技量、そして求める波のイメージに合わせてシェイプされます。
納期はオーダー後、およそ2ヶ月程度です。 2025年の現在において、このリードタイムは驚くほど「すぐ」だと言えます。季節が一つ変わる前に手元に届くのですから。その2ヶ月間は、どんなラインを描くかイメージトレーニングをするための、あるいはそのボードに見合うだけのフィジカルを作るための、必要な助走期間だと思っていただければ幸いです。
価格
価格:209,000円(税込み)
買もし皆様が、力の抜けた波に対してフラストレーションを感じているのなら。 その感情を推進力に変えるための「最適解」が、ここにあるという事実だけをお伝えしておきます。
